X(Twitter)で「iPhone」のような英単語を検索すると、iPhoneを含んだ他国の言語のポストまで検索対象として拾ってしまいます。
これは「iPhone」が世界的に使用されているワードだからなのですが、日本語のツイートが埋もれてしまうため非常に不便です。
そこでこのような場合は、検索時にポストの言語を指定しておくと検索がしやすくなります。
本記事では、言語を指定してツイートを検索する方法について、検索コマンドを使う方法と「高度な検索」を使う方法の2種類を紹介します。
X(Twitter)で日本語を含むポストのみに限定して検索する方法
Xで日本語を含むポストに限定して検索を行う方法は2つです。
- 方法①:検索コマンド「lang:ja」を使う
- Xブラウザ版の「高度な検索」を使う
それぞれの方法を解説していきます。
検索方法①:検索コマンド「lang:ja」を使う
下記の検索コマンドで検索することで、検索結果に日本語を含むツイートのみが表示されます。
lang:ja
lang:直後の◯◯は言語コードです。
日本語にあたる「ja」以外を指定することもできるので、他国の言語コードを指定することで、他国のポストのみを抽出することも可能です。
検索方法②:Xブラウザ版の「高度な検索」を使う
Xのブラウザ版で使用できる「高度な検索」でも、ポストの使用言語を絞り込めます。
Xのトップページには、高度な検索を一発で開けるリンクはないので、 下記のリンクを活用するか、その次に紹介する方法で高度な検索を開いてください。
高度な検索からの検索手順は次のとおりです。
「高度な検索」のメニューを下へとスクロールする
「高度な検索」の設定メニューが表示されるので、下へとスクロールします。
「言語」を「すべての言語」から「日本語」に変更する
「言語」の設定を変更します。
初期状態は「すべての言語」になっているので、プルダウンを開いて「日本語」に変更します。
プルダウンを開くと言語の一覧が表示されるので、下へスクロールして「日本語」を選択します。
日本語のツイートのみが検索結果に表示される
言語設定を変更すると、日本語を含んだツイートのみが検索結果に表示されます。
X(Twitter)の言語検索では日本語以外も指定可能
高度な検索では、プルダウンから言語を指定できましたが、検索コマンドでも「lang:」直後の○○を変えることで他言語でも検索ができます。
○○には検索で抽出したい国の言語コードを入力します。
以下、主要な国の言語コードに対応した検索コマンドです。
言語 | 検索コマンド |
---|---|
日本語 | lang:ja |
英語 | lang:en |
ドイツ語 | lang:de |
フランス語 | lang:fr |
スペイン語 | lang:es |
イタリア語 | lang:it |
オランダ語 | lang:nl |
ロシア語 | lang:ru |
中国語 | lang:zh |
韓国語 | lang:ko |
ヒンディー語 | lang:hi |
アラビア語 | lang:ar |
ポルトガル語 | lang:pt |
検索コマンドで使用できる言語コードは、下記のISO639-1で定義されている内容に沿っています。
推測される言語指定の検索ルール
Xの言語検索では、各アカウントの言語設定を参照しておらず、ポストの内容(または補足的に位置情報?)を頼りに抽出していると推測されます。
たとえば日本語で言語設定しているアカウントでも、ツイートの内容が英語だけであれば、英単語を検索した場合に検索結果に表示されます。
また言語を指定すると、検索結果はその言語だけに絞り込まれますが、その徹底度はやや曖昧です。
たとえば「Web」や「AI」のように世界共通語となっているものや、その国で利用されることの多い他国の言語は、その国の言語とみなされている節があります。
一方で、たとえば「lang:en」で言語に英語を指定した場合は、多国語のツイートのなかに含まれる「Web」「AI」などは無視されるため、検索結果には含まれません。
また日本語の母国使用者に対して英語指定で検索した場合は、日本語を少しでも含むツイートは無視されて、完全に英語だけのツイートのみが検索されます。
このように検索機能はかなり柔軟性が高く、かつ言語感覚的に妥当性の高い取捨選択が行われています。
おそらく機械学習などにもとづいた言語処理がなされていると思われるため、検索機能を使った厳密な処理を行う場合は、あらかじめ検索法則を確認してみることをおすすめします。
X(Twitter)の言語指定検索まとめ
以上、本記事ではX(Twitter)の言語指定検索について紹介しました。
本ブログでは各検索コマンドごとの記事を書いているほか、検索コマンドを網羅的に詳しく紹介した記事も公開しています。
検索コマンドは組み合わせて使うことで目的のツイートをより検索しやすくなります。
それぞれの記事では具体的な検索例も掲載しているので、ぜひ参考にしてみてください。
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