本記事では、ティッカーシンボルを使って企業のポスト(ツイート)と株価チャートを検索するための検索コマンドを紹介します。
ティッカーシンボルは日本の証券取引所の銘柄コードに相当するもので、欧米の証券取引所で使われます。
検索対象が海外の企業に限られるため、海外株を取り扱っていない限りは使う機会はほとんどないかとは思いますが、検索結果に株価のチャートなども表示されるので、知っておくと小ネタくらいにはなるかと思います。
$Cashtags, now with data 📈
— Twitter Business (@TwitterBusiness) December 21, 2022
👀 $SPY 👇 pic.twitter.com/XgOK6gf02E
ティッカーシンボルとは海外銘柄の識別コード
あらためてティッカーシンボルについて説明すると、ティッカーシンボルとは欧米の金融市場で使われている、株式銘柄を識別するためのコードです。
コードは社名や商品名を短縮した文字列が使われることが多く、ほとんどの場合、アルファベット1〜4文字で設定されています。
企業によっては種類の異なる複数の株式を公開している場合がありますが、その場合は末尾に判別用のアルファベットが追加されます。
ちなみに日本の株式市場にも同様のものとして銘柄コードがありますが、ティッカーシンボルではないため、検索コマンドとしては検索できません。
代表的なティッカーシンボル
代表的なティッカーシンボルには次のものがあります。
企業名 | ティッカーシンボル | 証券取引所 |
---|---|---|
Alphabet Inc Class A | GOOGL | NASDAQ |
Alphabet Inc Class C | GOOG | NASDAQ |
Meta Platforms, Inc. | META | NASDAQ |
Apple Inc. | APPL | NASDAQ |
Amazon.com, Inc. | AMZN | NASDAQ |
Tesla, Inc. | TSLA | NASDAQ |
Microsoft Corporation | MSFT | NASDAQ |
Fox Corporation | FOX | NASDAQ |
Ford Motor Company | F | ニューヨーク証券取引所 |
General Electric Company | G | ニューヨーク証券取引所 |
アルファベット(Alphabet Inc.)のティッカーシンボルが2種類あるのは、議決権のある株式とない株式の2種類を公開しているためです。
それぞれを区別するために、一方の末尾にアルファベット1文字(L)が付加されています。
X(旧Twitter)でティッカーシンボルを使って企業のポストと株価を検索する方法
ティッカーシンボルを使って検索する場合は、次の検索コマンドを使って検索します。
$ティッカーシンボル
たとえばアルファベット社を検索する場合は次のキャッシュタグで検索します。
$GOOG
Xでは、この$をキャッシュタグ(cashtag)と呼んでいます。
キャッシュタグの使い方や機能は、ハッシュタグとほぼ同じです。
検索コマンドとして利用すると、キャッシュタグを使ったポストを抽出できるほか、対象の企業の株価チャートが検索結果の最上位に表示されます。
キャッシュタグを使ったティッカーシンボル検索の補足
Xのキャッシュタグ検索には大文字と小文字の区別はありません。
スペルさえ合っていれば、大文字小文字どちらでも検索が可能です。
また検索コマンドとして検索できるのはあくまでティッカーシンボルのみで、日本の銘柄コードには対応していません。
銘柄コードで検索しても、ただの文字列検索として処理されます。
キャッシュタグ検索のまとめ
ティッカーシンボルは国内の株式市場で使われていないこともあり、ごく一部の人にしか馴染みのないものかとは思います。
正直あまり使いどころのない検索コマンドではありますが、何かの際に試してみていただければと思います。
また当サイトの下記の記事では、Xで使える検索コマンドを網羅的にまとめています。
役立つコマンドも多数紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
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