X(旧Twitter)の古参ユーザーの中には、ごく個人的なポスト(ツイート)の投稿に対して「tosツイ」を活用していた人も多いのではないでしょうか。
tosツイについては数年前に「@tos」アカウントがまさかの凍結解除となったことで話題になりましたが、その後@tosアカウント自体が削除されたこともあり、話題的にもなんとなく風化してしまった印象です。
特にアカウントの凍結解除でtosツイの効果が無効化された様子を目の当たりにし、万が一を考えるとtosツイはもうやめておこうと考えた人も多いかと思います。
自身で完全にコントロールできない要素(つまり他人のアカウントの活動状態)を含んだ運用方法は避けた方がよさそうに思うのですが、投稿する内容とのバランスの問題でもあるかとは思います。
(要は万が一明らかになっても、支障のない使い方をしていれば問題ない)
そこで最近tosツイについて調べる機会もあったため、X(旧Twitter)のtosツイが可能なアカウントやtosツイのやり方について、あらためて記事としてまとめてみました。
「tosツイって何だっけ?」という方から「現在のXでtosツイ運用をしてみたい」という人まで、ぜひ参考にしていただければと思います。
X(Twitter)の@tos(トスツイ)とは
まず「トスツイって何?」という人のために簡単に説明すると、@tos(トスツイ)とは、X(Twitter)アカウントの凍結されたアカウント宛にメンションをつけて行うポストのことです。
これまではメンション先の凍結済みアカウントとして「@tos」が使われていたため、「トスツイ」と呼ばれていました。
トスツイを行う目的には主に2つがあります。
@tosの目的①:タイムラインに表示させずにポストしたい
トスツイを行う目的として主なのが「他人からは見えないけれど自分からは見えるポスト」の投稿です。
備忘録的なポストなどを行う場合に、フォロワーのタイムラインを汚さないように使われることが多いようです。
ただし後述するように、完全にポストの内容を秘匿できるわけではないので、書く内容には十分な注意が必要です。
@tosの目的②:特定のフォロワーに限定した個別のやり取りをしたい
特定のフォロワー宛にのみポストしたい場合にも、トスツイが使えます。
特定のユーザーへの引用リツイートに@tosを記述することで、自分のタイムライン上では非表示になるようにしながら、特定のユーザー宛に引用ツイートを送れます。
それぞれをフォローしている他のフォロワーに見えないようにツイートを送りあえるので、DMに近い感覚でやり取りができます。
ただし前述のように、こちらも完全にポストの内容を秘匿できるわけではないので、やり取りの内容によってはDMを使用した方が無難です。
【注意】@tosツイは完全に誰からも見られないわけではない
重要なことは、トスツイをすればポストの内容が誰からも完全に見られなくなるわけではないということです。
トスツイは、他のユーザーからそのポストを発見されにくいというだけで、画面へのアクセスの仕方によっては、ポストに内容は簡単に見られます。
たとえば、そのアカウントのプロフィール画面からツイートを見れば、そのアカウントから投稿された全ポストが確認できるため、トスツイも普通に見ることができます。
また「@tos」で検索すれば、トスツイをしている他のユーザーのツイートを検索できます。
@tos(トスツイ)がタイムラインに表示されない理由
トスツイがタイムラインに表示されないのは、X(Twitter)の仕様によるものです。
トスツイがTLに表示されないのは凍結垢のため
トスツイがタイムラインに表示されない理由は、@tosが凍結されたアカウントだからです(※正確にはされていた。現在は解除されています)。
X(Twitter)の仕様では、凍結されたアカウントへのメンションはタイムラインに表示されません。
つまり凍結されたアカウントであれば、@tosと同じようにトスツイ用のアカウントとして利用できます。
@tosは凍結解除によりトスツイ利用できないことに注意
ただし注意しておきたいのが、2022年に@tosの凍結が解除されアカウントが削除されたことです。
そのためトスツイが一般のメンションと同じになってしまい、トスツイしたポストも普通にタイムライン上に表示されるようになってしまいました。
@tosはトスツイ先として利用できなくなってしまったので、注意してください。
@tosの代用となるアカウント
@tosはトスツイ先のアカウントとして利用できなくなりましたが、メンションできる凍結垢であれば、代用は可能です。
下記の条件を満たすアカウント宛にメンションをすることで、@tosと同じ感覚でトスツイができます。
- ユーザーIDが短く覚えやすい
- 他の多くのユーザーがトスツイ利用している
- この先も凍結が解除されそうにない
現在では下記のアカウントなどが、トスツイ用として使われているようです。
- @test
- @note
- @one
- @two
- @ban
- @zzz
- @a
- @b
- @c
- @d
ただしこれらは凍結が解除されないことが約束されているわけではないため、@tosと同様に突然凍結が解除される可能性があります。
またトスツイ用として選ばれる凍結垢にも、ゲーマーや外国人など利用者の属性があるようなので、その辺りも気にしつつ使うとよいかもしれません。
トスツイしないでトスツイのように利用する方法
突然の凍結解除が怖い人は、鍵垢を作ってそちらにメンションするという方法もあります。
鍵垢宛のメンションもトスツイと同じように機能するので、万が一を警戒するなら、この方法もありかと思います。
また自分で凍結垢を作るというのもアイデアとしてはありえるのでしょうが、凍結は一種のペナルティなので、連鎖的に本アカウントに影響を与える可能性も否定できません。
そもそもそこまでしてトスツイをすることかな?とも思うので、別機能や別プラットフォームを使うなどすることをおすすめします。
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